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 こちらの今月のトピックスのコーナーでは、毎月新しい治療例や歯に関するちょっと気になる話題などを紹介していきます。これから矯正治療を始めたい方も、現在治療中の方も、このホームページを通してよりいっそうのご理解を深めていただければと思いますので、ご意見ご要望などおよせください。どうぞよろしくお願いいたします。

注: 当院のホームページにおける症例写真はすべて実際に当院で治療した症例であり、患者の皆様の協力の下に承諾を得て掲載せていただいております。

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2019年 11月 気になる口臭のお話

2019年 11月 気になる口臭のお話

口臭について考えたことがありますか・・・?
もちろん、みなさんそれぞれエチケットとしてケアしていると思いますが、口臭に様々な種類と原因があることをご存じでしょうか?
きちんとそれぞれに適応したケアをしないとせっかくの努力も水の泡。他にも口臭の影に意外な病気が隠れていたり。 今月はそんちょっと気になる口臭のお話。  

<キーワード>            
*歯磨きと口臭
*どんな時に気になる?口臭の出やすいタイミングから口臭の原因を探る
*加齢と口臭
*口臭の原因になる病気と自臭症
*口臭対策



-歯磨きと口臭-
「歯磨き」といえばもっともポピュラーかつ確実な口臭対策ですよね。
なぜなら口臭の原因のナンバー1が、お口の中に繁殖した菌(つまり歯垢)の出すガスだからです。
歯磨きの口臭への効果としては、2つあります。

   1.歯垢を取り除き、ガスの産出量をへらす。
   2.歯磨き粉の香料で口臭をカバーする。

ここで気をつけたいのが、歯磨き粉だけに頼りすぎて、歯垢がちゃんと落とせているか?ということです。 歯磨き粉を使うと、香味料によるスッキリ感と「歯磨き粉の泡=洗剤」的な感覚などとあいまって、実際に歯垢が落ちていなくても、なんとなくきれいになったと勘違いしやすいのです。また口の中が泡であふれそうになるので、早くうがいしたい気持ちになりやすく、歯磨きの時間が短くなりがちです。 歯垢がきちんと取れていなければ、香料の香りがなくなったころには、また口臭がでてくることになります。
大切なのは原因である歯垢を確実に取り除くことです。 また、歯垢や菌類は舌にも繁殖しますので(舌(ぜっ)苔(たい))、舌の表面のざらざらした部分も、歯磨きのついでにブラシでなでるように洗いましょう。
歯周病や重度の虫歯も口臭の原因となります。歯磨きだけで取りきれない歯垢や歯石は歯科医院に相談してみましょう。


-どんな時に気になる?口臭の出やすいタイミングから口臭の原因を探る-
もちろんデートの時や人前に出る時はエチケットとして気になるものですが、口臭には特に出やすいタイミングがあります。
口臭がきつく感じるタイミングを意識することで、口臭の原因と効果的な予防法を知ることができます。

1)寝起き
寝起きに口の中がネバついたり、口臭が気になったり、経験する方は多いと思います。
原因はやはり歯垢によるものなのですが、特に寝起きにキツくなるのにはわけがあります。 前述のように歯垢とは食べカスではなく、それらを栄養源に増殖した細菌のかたまりです。細菌がもっとも増殖するのは睡眠時なのです。睡眠時は唾液の分泌もすくなく、また、長時間ほとんど口を動かさないので、細菌が歯茎や歯面に留まりやすく、どんどん増殖して口臭ガスを発生します。
そんなわけで、朝の歯磨きもたしかに重要なのですが、寝る前に細菌の栄養源である食べカスや糖分が残らないようにしっかり歯磨きをして細菌の増殖をふせぐことも忘れてはいけません。

2)空腹時
 空腹時、膵臓(すいぞう)の膵液(すいえき)が胃において分解されてガスがでます。これによって引き起こされるのが空腹時口臭です。 生理的なものなのであまり気にする必要はありませんが、気になるなら、空腹時にはコップ2杯くらいの水分を摂取すると抑えることができます。

3)緊張時
人は緊張すると唾液が出にくくなります。初デートや人前でスピーチするときなど、やたら喉が渇いた経験は多いと思います。 しかし、唾液には歯垢の菌の増殖をおさえたり、菌の出すガスを洗い流す作用がありますので、唾液が減少すれば、当然口臭も出やすくなります。 緊張時以外にも、スポーツや日焼け、サウナなどたくさん汗をかいた後は体内水分が減少し、唾液の分泌が少なくなるので、要注意です。 水分補給とガムを噛むなどして、唾液を出やすくしましょう。

4)便秘
便秘もあまりにひどくなると、口臭になることがあります。宿便が溜まって、細菌が宿便を分解する事によって出るガスがあまりにたまりすぎると、口まで上がってきて口臭になるのです。要はおならのガスと同じものです。ふせぐには溜まったガスや宿便を体外に出すしかありません。便秘もあまりに続くようなら内科医に相談してみましょう。


-加齢と口臭-
いわゆる加齢臭とは別に、年齢を重ねるとともに口臭も出やすくなります。
原因は唾液の減少と肝機能の低下です。 体臭である加齢臭は男性ホルモンとの関係上、中高年の男性に多く発生するのですが、男女共に、誰でも年をとる(40代以降)と唾液が出にくくなり、それにともなって口臭も出やすくなります。 また、年齢や疾患などによって肝機能が低下してくると、肝臓におけるニオイ物質の分解ができにくくなりますので、口臭発生に一役買うことになります。 40代を過ぎたら今まで以上のケアを心掛けましょう。


-口臭の原因になる病気と自臭症-
「口臭」というと一般的に軽く考えがちですが、中には口臭の影に全身の疾患が隠れている場合がありますので注意しましょう。
代表的なものでは糖尿病によるアセトン臭(甘酸っぱい、りんごが腐ったような臭い)やケトン臭(甘酸っぱい臭い)と呼ばれるものがあります。これは糖尿病により代謝機能がうまく働かなくなるためにおこります。 意外なところでは、間違った過激なダイエットをつづけると、同様に代謝機能の低下が起こり「ダイエット口臭」と呼ばれる口臭が発生する」ことがあります。
ほかにも、肝性昏睡によるねずみ臭、尿毒症によるアンモニア臭、また肺がんや胃の病気などの場合でも口臭がおこることがあります。 肝機能の低下が口臭をひきおこすことは「加齢」の項でもふれましたが、まれに先天的に肝臓で酵素の分泌ができず、ニオイの分解ができない人もいます。(魚臭症)

ここで気をつけたいのは、「病気による口臭」というものがあるということを知識として知っていてほしいのです。 病気の早期発見につながるのはもちろんですが、すでに病気を認知している場合、不用意な言葉で相手を傷つけてしまうことがないようにしてほしいのです。本人に自覚があって、病気と闘いながら、それでもどうしても口臭が出てしまうというのはつらいものです。

さて、ここで、もうひとつ知っていていただきたいのが「自臭症」という疾患です。
これは上記の「病気の症状として口臭がでる」のとは逆に、「まったく口臭がないのに、口臭があると思い込んでしまう」心因性の疾患です。 ただの「思い込み」と軽く考えがちですが、精神的なダメージを受けているので、ノイローゼ状態に陥り、人との付き合いが恐くなって、引きこもってしまうケースが少なくありません。 またほかの口臭とちがい、実際には口臭がないため、治療が難しいのです。 医師に口臭がないといわれても、本人が納得できず、余計にストレスを抱えてしまう場合が多いようです。

   自臭症
    <症状>
    口臭がないのにもかかわらず、または、誰にでもある生理的口臭さえ異常な口臭だと思い込ん
    でしまい思い悩んでしまう、深刻な症状
    <原因>
    過去のトラウマ: 思春期や幼い頃に、他人に口臭のことを言われたりなどで、
               気にしてしまっている場合など
     性格的なもの: 几帳面な人・神経質な人・思い込みが激しい
    <対策>
    1、認知療法:自臭症というものがあることを知ってもらう
    2、うつ症状が認められる場合は専門医受診・投薬
     (うつは本人が受け入れにくいのでカウンセリング要注意)
    3、生理的口臭に対してのアプローチをする
     (生理的口臭:寝起きの口臭や空腹時の口臭、緊張やストレスから来る口臭など
      生理的に起こる口臭)
     生理的口臭が起きやすい時間を知ることが大切




-口臭対策-
口臭は臭いの原因を探ることとそれに応じた対策が重要です。 臭いの種類・臭いの気になる時間など自分だけではわからないことも多いので、周囲の人に聞いてみましょう。 多くの場合は口腔内に繁殖した菌の出すガスによる口臭か、飲食物が原因ですので、徹底的な歯垢の除去と 唾液を増やすよう心がけることで改善します。ブレスケアなどの市販品や次亜塩素酸によるうがいなども有効です。病気による口臭の場合は各病気に応じた治療や対策を心がけましょう。




飲食物による口臭

お酒やニンニクをたくさん摂ったあと、体臭とともに口臭もきつくなるものです。
これは、アルコールやニンニクなどが分解されて体内に吸収されたあと、臭い物質が血流にのって胃や肺の粘膜、または全身から臭い成分を発することでおこります。それぞれにあった方法で予防しましょう。
  ・アルコール
     水分を摂取して唾液の減少をふせぐ(飲んだアルコールの倍程度)
     飲む前にウコンを摂取して、臭いの元であるアルコールの分解を促進する
  ・ニンニク・ニラなど
     食事中か食後一時間以内に牛乳を飲む
     (牛乳の中の成分である脂質が原因物質を包み込んで、胃腸での吸収を抑える)
     水分を多めにとり、発汗を促したり、尿として排出をこころがける


口腔内に繁殖した菌の出すガスによる口臭

寝起きや空腹時・のどが渇いたときなどに特に出やすくなるのが特徴です。キーワードは菌と唾液!

1、口腔内の衛生を保ち、菌の繁殖を防ぐ。
プラーク(歯垢)
歯磨きの磨き癖とウィークポイントの確認。たいていの自分ではしっかり磨いているつもりなので、自力で磨いた後、染め出しを行い、磨き癖によるプラークの残留場所を確認する。磨き癖とは誰にでもあり、気になる部分を一生懸命みがきすぎるあまり、手薄になる場所ができてしまう。一度癖を修正してもあらたな磨き癖が発生することが多いので、定期的に歯科にてチェックする。
舌苔
舌クリーナーなどの専用具の利用(ただし、ある程度の舌苔は必要なのでとりすぎに注意)
歯石
歯垢が取りきれず、長期間溜まったままになると、唾液中のカルシウムと結合して硬い歯石になる。歯ブラシでは取れないので歯科医院にて歯石除去をおこなう。
入れ歯
入れっぱなしにせず最低でも一日一回は洗う。自力で取りきれない汚れは歯科医院などで洗浄してもらい、清潔をたもつ
親知らず
萌出方向が悪く半分埋まったままのような親知らずは物理的に清掃が不可能な場合が多く歯垢や食べかすが溜まったままになり、化膿して臭い膿がでる場合もあり。完全萌出の可能性がないなら抜くほうがベター
虫歯&歯周病
特に成人の虫歯や歯周病は自覚症状がないことが多いので、定期的に歯科にてチェックしてもらう。


2、唾液の量をふやす
唾液には菌の繁殖をおさえる作用があるので、加齢や様々な理由で唾液が減少すると菌が繁殖しやすくなるので唾液を増やす。
水分の摂取や唾液腺を刺激して分泌をうながすなど。詳しい唾液の増やし方等は、また次の機会にて!


病気による口臭

まず病気の治療はもちろんですが、そのほかにも日常生活で気をつけることで口臭を軽減できることもあるようです。
糖尿病
食事療法による病気の治療のほか、唾液の分泌の減少が口臭の原因にもなるので、水分摂取を心がけ唾液の分泌を促す。
胃腸障害
胃の不調によって消化不良を起こすと、胃の内容物が異常発酵して悪臭を放ちます。この臭いの元となる物質が腸管から吸収され、血液に乗って肺に運ばれ、呼気として排出されるので、消化の良い食事を心がけ、刺激物や過度のストレスなどに気をつける。
肝機能の低下
過度な飲酒や喫煙は、有害物質を分解する際に肝臓に大きな負担をかけるため、ひかえましょう。
先述の魚臭症の場合、特定の飲食物を制限することでニオイの発生をおさえたり、飲食してから体内でニオイ物質が発生するまでのタイムラグを利用してニオイの発生時間をコントロールできるようです。


その他の口臭全般

1、ブレスケアなどを利用する
噛んで口腔内の消臭するもの・噛まずに飲みこんで胃の中で広がるものなど、好みにあわせて活用しましょう。飲み込むタイプはメントールが苦手な人や体内からの臭いが気になる人にも効果的。

2、次亜塩素酸水によるうがい
次亜塩素酸水は洗浄・消毒用途などで使用される食品添加物(殺菌料)で強力な消臭効果を有します。 次亜塩素酸ナトリウムとは異なるもので、専用の装置を使用して塩化ナトリウム水溶液などを電気分解することで生成され、歯科医院や通販などで購入できます。

2019-11-01 17:33:00

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